時間を大切に介護生活

認知症の義母さんとの日々をつづります。

義母さんはご飯を食べたくありません

昨夜は、寒かったので、温かい麺にしました。

これ見よがしに寒い、寒い、と言っているのをそうですかぁ~と聞き流し、大きなため息を聞こえない!聞こえない!

つまらなさそうに箸を付けるのも、見えない、見えない。

食べられないの。。。も聞こえない!聞こえない!

とやりすごしつつ、ひたすら、自分の食事に没頭します。

はっきり言って、こんな状態で食べても美味しくないのですが、食は大事。きちんと作った自分を褒めよう!

 

毎日、毎食がこうです。耐えられますか?

 

無理ですよ。普通は耐えられません。虐待したいわけではなく、介護する側も辛いんです。

で、いつまでも辛い、辛い。はやりたくないので、忘れよう!と決めています。そして、とっとと片づけて、自室に引き上げていただきます。あー、これで、今日のミッションコンプリート!

食べようが、食べまいが、義母さんの自由です。食べたくなかったら、食べなくてよし!その分、朝のバナナに毎食のヤクルトで十分でしょう。昼はデイサービスがあるしね。よしよし。

 

そんな中で読んだ本。『廃用身』久坂部羊

最近、読み続けている作家さん。うーん。重い話です。介護をする側が読むとより重いし、理解があがります。介護をしていないと、ただ単にグロテスクに感じてしまうのかも。フィクションですが、現実にあったように感じてしまう。最後はこのような終わり方しかないのかなぁ~と感じます。でも、これから介護は大きな問題になるであろう事を、2003年に発刊されている事に驚きを感じます。

介護される側になる事を恐れはしませんが、なるべく避けたい。でも避けられないから、そうなってもいいように覚悟をもって年を重ねよう!と日々感じています。

 

義母さん、一度で良いです。どうか、楽しそうに食事をしていただけませんか?

ま、無理ですよね。さぁ、忘れて、今日も仕事とカーブスをしっかりやって、自分を大切に過ごそう!

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