時間を大切に介護生活

認知症の義母さんとの日々をつづります。

夜に出現した顔そり、ご執心の義母さん

夜中、もう私も主人も寝ていたのですが、モソモソと起き出した義母さん。家中の電気を付けて、洗面台へ到着。

お湯を流しながら、顔をそっています。何している?と聞いても、『何もしていない』ってうなわけないでしょ。

それがしばらく続きます。もう!ほっておこう!ケガしてもしーらない。

よっぽど、顔の産毛が気になるようで、いつも剃りたい!と主張します。化粧品もなくなると騒ぐし。髪もちょっとでも白髪が出てきたら大騒ぎ!洋服も気になって仕方ない。身だしなみを気にするのは、大切。と言いますが、振り回される家族はたまったものではありません。お金もそれなりにかかります。

 

自分はこんなおばあちゃんにはなりたくない!なので、ほぼすっぴん!ま、それが良いかどうかは別として。

 

歳を取ると、それまでの自分が大切にしていた事が色濃くでるように感じています。義母さんは、外面が大事!人が来れば、高い出前。外食は高い所、洋服、髪、顔にも気を使って、繕ってきたのです。その結果、お金は無く、家も無い。

今は認知だから、ある意味、良かったかもね。でも、その片鱗は残っていて、身だしなみをものすごく気にします。そして、人に対しては、お金もないのに、使おうとします。家の両親が来る。なんていうと、お土産は?と言いますからね。いらないでしょ~。それにあなたのお金では買えなくて、私が親にお土産って、変でしょ。と思うけどね。

 

自分は自分。人に惑わされず、自分として生きていこう。

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