時間を大切に介護生活

認知症の義母さんとの日々をつづります。

義母さんは近くの物が目に入りません

子猫ちゃんをいつも探す義母さん。

自分の目線の範囲にいないと、いない!いない!と騒ぎます。困ったものです。でも子猫ちゃんがいる事で、一人で部屋で過ごす事ができるようにもなりました。でも面倒は見れない。難しいですが、子猫ちゃんが来るまでは一人寝が出来なかったので、今のほうがずっと楽です。なので、良しとしましょう。

 

探す、という事ができないんでしょうね。目に入らないっていうのあるのでしょうが。この辺りの感覚を理解するのは難しい。というか、理解しようと思う事を止めました。

昨夜も歯磨き粉ではなく、洗顔料で歯磨きしようとする義母さん。こっちですよ。と伝えます。私にとっては、もう3年前からの日常で、思うところも何も無いのですが、主人には厳しい現実です。昨夜も愕然とする。と嘆いています。主人にとっても唯一のおふくろさん。いつも厳しくて、誰よりもちゃんと出来ていたおふくろさん。そんな人が認知症になり、できない事だらけになった現実は発症して7年目を迎えますが、厳しいのですね。

 

一緒に嘆いても何も生まれないので、仕方ないよ~と流します。

難しいですね。認知症の症状って、私の知り合いに話しても理解されません。それだけ世間で騒がれている認知症は現実からかけ離れている。

誰もが暴れるわけでも、徘徊するわけでもありません。

大変なのは、24時間、誰かが見守らないと、何一つできない。という点です。そして、症状が改善する事は少しはあるけど、根本として、完治しない。私は老化の一種と思っています。当然、精神病だったり、脳の萎縮もあるけど、症状はそれだけでは説明できない。それに症状の出方は十人十色。

 

って言ってもね。現実にならないと理解しようとも思いませんよね。

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