時間を大切に介護生活

認知症の義母さんとの日々をつづります。

義母さん、新盆です

早いもので、7月もなかば。

世の中では、コロナとオリンピックが一緒にあって、変な感じですね。確実に、去年の方が安全なオリンピックだったのでは?というのは遅いですね。

後から言うのは簡単です。

 

今、新盆を迎えています。

迎え火をして、義母さんがお家に帰ってきています。今日まで短い期間ですが、一緒にいるんだなぁ~と思うと、感慨が違います。

最近、寂しさが増したように思います。

亡くなってすぐには感じなかった感情がいろいろと出てきています。

なんだろう?

思いだすことが多いです。

ちょっと、時が経ったからかな?

人が亡くなるというのは物理的にはわかっても、心が受け入れたり、受けとめたりするのには時間がかかるものなのでしょうね。

 

今日は送り火ですね。

新盆の地域なので、この時期にいつもやっています。今年は、義母さんの初盆ということもあって、思いも一塩。飾りにも力が入ります。

そして、楽しく過ごしてくれたかな?ご飯とか最近は本当に適当だし、このコロナの状況では親戚が集まって。も無理なので、主人と2人で静かに迎えています。

義父さんのときは、義母さんが一緒に送り火をやったなぁ~と思いながら。

そうやって、思いだすことで、亡くなったという事が日々、違う形になっていくように感じています。

 

新盆だから、ゆっくり~とはいかないのですが、今日は、金曜日なので、送り火が終わったら、ちょっとゆっくりして週末、お勉強を頑張ります!

勉強の日々が続いています

介護をしなくなって、半年。

やっと、その時間を勉強と、刺繍にあてる事ができるようになりました。

はい。終わり!はい。次!とかいかないから、半年は、必要な時間だったかな。

勉強は、なんとか1日1時間を目標にすすめており、土日も入れての平均では、やっと1日2時間になろうかとしています。

いや~、年齢のせいもあるのだろうけど、昨日の勉強はどこへやら♪って感じで、反復しまくりで、すすみが遅い。。。。

終わるのか?って思いますが、諦めずにいこうと思います。

 

この暑い日々。去年は、コロナでデイサービスが時短とか、色々あって、大変な時期だったなぁ~。

今は、懐かしさしかないのですが、その渦中にいたときは、終わりが見えず、葛藤した日々でした。

会社の子の伯父さまがおととい、突然死を自宅でされました。まだ60歳前半。お若い!

娘さんが20歳とか。

突然死は覚悟がないからきついですよね。自宅死だと、警察が来るんですよね。

以前、会社の人の旦那さんが自宅で亡くなられて、いろいろあって、警察の検視と解剖に立ち会いました。それはとても辛く、メンタルをやられました。仕事として立ち会ったけど、ご家族は、現実を受け止められず、でも、すすめなければならず。その過程は、とても酷なものでした。

なので、きっと残されたご家族は、今とても辛い気持ちでおられる事と思います。

 

死と言うには覚悟をしていても辛いです。

家は、余命を言われてもいたし、そもそも9年間の認知症期間があって、義父さんがその間に亡くなって。と、死が身近だったから、準備も、受け入れる事もできたんだと思います。

 

難しいですね。人の死はそれぞれですからね。

 

 

月食に義母さんを想う

昨日は曇り空でしたが、合間に月食を見る事ができました。

そういえば、前の月食は、義母さんと一緒に見たなぁ~

「キレイだね。」と義母さんがにこやかに言っていました。

そんな事を想うと、涙が出てきます。

 

義母さんと過ごした6年は本当に濃くて、思いもたくさんあって。それが悲しいとかだけはない。ちょっと寂しいかな。でも大変であったことには変わらない。

そして、これが想い出、なんだろうなぁ~。

この思い出をくれた事を義母さんに感謝して過ごしたいと思います。

 

先週から始めた資格のお勉強。

睡眠時間と自由な時間を削って、なんとか平日1時間半を頑張っています。

ついつい、気を緩めると、意識が集中できなくて、再度、見直し!となってしまうので、1時間半は集中!です。

その間、なぜか、子猫ちゃんが横で待機!勉強しているのがわかるのかな?

 

試験は8月22日なので、3カ月弱。実質2か月。と思って頑張らないと。

最低でも1年とか言われている勉強時間を3カ月の超短縮で受けてみます。受かったらラッキー♪かもしれないけど、会社にも言って受けるので、それなりに結果を求められますよね。

これが終わるまで、平日は、仕事と勉強のみ。あいまにカーブスと散歩。

土日は、勉強中心で、少しだけ刺繍と多めの散歩。という日々になりそうです。

 

まだ始まったばかりだから、久しぶりの勉強は新鮮!ですが、飽きがこないように頑張らないと。

義母さん、6回目の月忌がすぎました

半年経ったんだなぁ~

思いだすとリアルすぎるので、さらっと流している旦那さんと私。

深く思いだすことはしたくないのが旦那さん。なので、あんまりあーだったね。こーだったね。とも話しません。

ただ、目の前の今をお互いに一生懸命に生きていけば、きっと悔いない人生になる。と思って過ごしています。

 

最近やっと、自分のための時間をきちんととれるようになりました。

おかげで、すっかり刺繍にはまり、少しでも時間があれば、針をもちたい。

日本刺繍は本当に繊細で、まだまだ人にお見せできるようなレベルには到達していないので、長い道のり。

先生は、だから一生楽しめるのよ。とおっしゃってくださいます。

日本刺繍だけでは飽きてしますので、フランス刺繍もやっています。こっちの方が適当で良い部分が多いので、なんとか作品にできます。

気楽な感じ。

映画やドラマを観ながらチクチク。

平日はあまり時間が取れない、そりゃそうです、仕事をしましょう。

夜のちょっとの時間にチクチク。

 

そして、今、さらに自分の時間を使って、やっと資格の勉強を始めようと思っています。

まずは、願書が間に合うかどうか。

これが郵送取り寄せで、関連書類も郵送取り寄せで、締め切りは月末!

きゃー!慌てて、色々とやっていて、勉強はやっと火曜日から始めた感じ。

いや~、久しぶりにお勉強です。

通信の合格コースというのを申し込もうと、今は、無料トライアル中。

試験は8月22日なので、あまり時間がありません。頑張って、平日、1時間半、土日と合計20時間の勉強をしてみたいと思います。頑張ろう!

合格率をみるとくじけるので、前向きに!

義母さん、5回目の月忌が過ぎました

初夏の陽気にやっとなってきように感じます。

いつもはもっと温かかったように思いますが。気のせいかもしれません。

今年は、ゴールデンウィークを来週から取ります。休むぞ!

世の中では、まだまだコロナが蔓延していますね。

 

義母さんが亡くなって、5カ月が過ぎます。

ふと、義母さんの言ったことは、しぐさを思い出します。

そして、それは、苦しかったというよりは、楽しそうにしていた義母さん。

人間の脳は、嫌なことは忘れる。とよく言われますが、思い出はより美化されるんですね。

あんなに大変だった介護。

確実に時間と気力を奪われた。

そんなことが遠い記憶になろうとしています。

人間の生きる力にはすごいものがあるんですね。

 

やった事の後悔も、やれなかった後悔もない!と自分では思っています。

やれるだけの事はやった。というように自分を納得させています。

介護なんて、誰かのためでやっていたら、長くは続きません。

自分のためでも、介護される側のためでもない。自分がやると決めたから、やる。とただそれだけのようにも思います。

 

実の両親はまだ健在で、今年二人とも同い年で、79歳になります。

義母さんが認知症を発症した歳です。

もう十分生きた。と日々、軽々と過ごしている両親には、助けられています。

私たちは、施設に入れてね。と、エンディングノートも書いてあります。

でも、実際、介護になったら、施設に入れる事ができるのでしょうか?今悩んでも仕方ないので、その時に、自分がどうしたいかで、決めようと思っています。

 

さて、今日も仕事が山積み。こなしましょう!

義母さん、2回めの月忌が終わりました。

義母さんが亡くなって2カ月が過ぎました。

時と言うのはこうやって過ぎていくんですね。

義母さんと過ごした日々は想い出になっていくのでしょう。実感全くありません。

ふと思いだすと、寂しさを感じます。

 

やっとお世話になった方々にお礼状を出す事ができました。

本来であれば、直接お伺いするところですが、コロナ禍という事で、お手紙にて失礼させていただきました。

手紙を書いていると思いだして、涙が出てしまいます。

それだけ、義母さんとの6年の同居介護という日々は、大変で、一言で言い表せない思いと感情がでてくるものです。

 

まだまだ介護の渦中にいらっしゃる方、どうか自分ができる事だけをしてください。どうしても無理をしてしまうのが介護です。なので、皆さんが今やっていることがベスト!他の誰でもありません、皆さんが一番大変です。

 

終わって思う事は、人って死ぬんだね。という事しかないです。

やりきった感も、後悔もないけど、これ以上はできなかった。ということだけは自分で思うようにしています。

 

報われないし、感謝もされない介護。でもきっと、やっている人にしか経験できない事ができている。辛くもあり、苦しくもあり、Happyなんて、本当にないけど、それでもいつかは終わります。それが見えないから苦しいのです。

どうか、無理し過ぎずに。皆さんがやっていることがベストの答えです。

 

会社でコロナの陽性者が出たのも、なんとか抑え込むことができ、大きな事にはなりませんでした。

一時はどうなるか!と思ったけど、治まって良かった。

まだまだ続く、コロナ禍、濃厚接触者を出さないように、自粛を続けています。

義母さん、在宅ターミナル60日目

ちょっと時を戻します。

11月19日に義母さんが旅立ちました。

その日は、朝と昼は通常通りにヘルパーさんが入って、おむつ交換などをしていただきました。

前日から明らかにガクッときている感じの義母さん。

うめき声もなくなり、静かに眠っている感じ。たまに眼をあけますが、視線はさだかではありません。

話しかけるとうなずく程度。体位変換も嫌がりますが、苦痛な表情はありません。

15時に訪問診療の先生にきていただいたところ、血圧が取れず、手で測って、40程度。

この状況ではまもなくです。と言われ、主人が義姉さん、孫たちに連絡を取り、6時頃に到着。

6時半頃に訪問看護師さんがいらっしゃって、まもなくですね。と、でも血圧も点滴の効果であがりました。

で、義姉さんと孫には8時頃に帰ってもらいました。

 

その後、仕事をしつつ、様子をみていたのですが、安定はなく、呼吸が努力呼吸となり、金魚のように口をパクパクしだしたので、主人と手を握り、見守ります。

意識が遠くなる感じが度々あり、それでも息を吹き返す事が続く中、とても小さく、息をすっと吸った瞬間。

あ、止まった。

と、主人も私もわかりました。

それから、急速に体温がなくなり、冷たくなっていく義母さん。

 

先生からは、お別れの時間を取って、連絡をください。と言われていたので、12時頃に電話でお伝えをし、先生は30分ほどで到着。

脈と瞳孔を確認して、ご臨終です。

とっても穏やかな、静かな最後でした。

 

さらに1時間後くらいに訪問看護師さんが来て、清拭と着替えをしていただきました。

最後は尿は出ていませんでした。

最後の最後まで頑張って、なんとかトイレに行こうとした義母さん。本当の意味で、寝たきりになったのは数日でした。

 

そして、今思えば、主人と私の2人になるのを待っていたのかも。と。

その後、3日間、自宅安置をして、直葬しました。

お骨は義父さんのと一緒に今は、自宅供養しています。

 

いずれは、樹木葬にする予定です。

 

終わった。とか、ホッとした。という感情は全くなく、今は、まだ目の前の事をやりつつ、時を過ごしている感じです。

これからどんな感情がわくのかは、自分でもわかりません。

亡くなったのはわかるけど、それが、どう自分にとっての事なのかの判断ができません。たぶん、以前より時間はあるはずですが、焦らずに時を過ごしたいと思っています。

 

訪問診療での在宅ターミナルケアを2カ月。認知症の在宅介護を6年。色んな事がありました。そのすべてを消化できるのか、それともそのまま過ごせるのか。時のみが解決できると思っています。

今のところ、主人も私も健康です。すごく落ち込む事もせず、なるべく寝て、食べて。と思っています。

義母さん、在宅ターミナルケア、57日目

義母さん、ほぼ寝たきりです。

褥瘡、床ずれが気になりますが、動くのをとても嫌がるので、できる範囲で体位変換します。

とても15分おきなんて、できません。

1日3回入れているヘルパーさんに、おむつ交換、体位変換、口腔ケア、着替えを担当していただき、なるべく私が手をかけない。

おとといから血尿になり、昨日から、歯茎から血がでます。

今は、声を出すのも辛い感じで、たまにうなり声をあげています。

それでも生きる義母さん。

主人は見ているのが辛い。と上にいます。

私も、主人が近くにいて、色々というのは耐えられないので、しばし距離を置く方が良いです。

 

在宅看取りがはじまって、もうすぐ2カ月になります。

頑張るなぁ~、義母さん。

 

仕事も忙しくあるので、気をまぎらわしつつ、在宅看取り。

この職場環境がなければできない事ですね。

通常認められている介護休業は3カ月。もし、それより長く生きて、さらに休業が必要になったら。。。と考えてします。

育児は伸びるのに~

 

毎日点滴と鎮静剤、ステロイド、眠り薬を投与しています。

そして、生きながらえる義母さん。

今日から、ベッドマットをエアーマットにします。床ずれにもよく、寝たきりの人用なんだそうです。どんなのが来るのかな?楽しみ♪

義母さん、在宅ターミナルケア、45日目

1カ月半ですかぁ~

ものすごい頑張り!ですね。

みていても、トイレとベッドの往復のために過ごしているようにも感じます。

この時間は必要だったのか?

まだ終わっていないので、結論は出ません。

主人にとっては必要な時間だったのだと思います。

私にとっては、6年前に同居介護をする。という時点で、最後のときのことまでの決めごとをしたので、覚悟はできていました。その意味では、必要な時間ではなかったのかもしれません。

在宅看取りは誰もができる経験ではありません。きっと、この経験が何かに活きる日がくると思っています。

 

今もせん妄のある義母さん。適当に話を合わせるのは、6年間の認知症介護で培った経験が活きます。

 

ステロイドは後1週間が投与の限界です。

そこまでもっても、ガクッとくる日が来ます。

後、1週間持つのか、その後ガクッときた日が最期になるのか。

これは本当に誰にもわからないのですね。

昨日、先生に顔がげっそりして~と相談したら、良い方ですよ。と言われました。それで、主人も納得。

 

孫も義姉さんもうるさいことには限りがありませんが、まぁ、あと少しの我慢。と思っています。

義母さん、痛みがなく、穏やかに寝ています。

癌末期で、痛みが無いのはすごい事だそうです。良かったね。義母さん。

 

今日も義母さんの少しの笑顔のために。

 

義母さん、在宅ターミナルケア、44日目

昨夜からガクッときた義母さん。

せん妄が続く中、眠れない夜を過ごしています。

今朝もかなり不安定。手をしっかり握っていたら、少し落ち着いたかな?

ステロイド投与から1週間。

本当に驚くほどの気力で頑張っている義母さん。

先生からも後1~2週間。突然もあります。と言われています。

先はわかりませんが、今日が苦痛なくすごせれば良いな。と思っています。

 

今のところ、頓痛もなく、穏やかです。

トイレに異常に行くのも、せん妄もステロイドの典型的な症状ということで納得です。

今日もこれから先生に来ていただき、500mlの点滴とステロイドの投与です。

主人は義母さんの顔がげっそりしてきたので、少しでも栄養を与えられないのか?と言っています。先生に相談してみます。

 

44日に渡る長い在宅ターミナルケア

認知症が重かった義母さんは、穏やかで、癌の不安も感じずにいます。

やはり介護する側の気力と体力の方が大変ですね。

 

今週のネイル!

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