時間を大切に介護生活

認知症の義母さんとの日々をつづります。

義母さんが認知症じゃなかったら~

と思うときが主人には多いです。自分の親だから余計ですね。

スーパーでヘルパーさんと一緒にお買い物をされている方に遭遇したり、家の親は独り暮らし。。。と聞いたりすると、ふと感じます。

認知症じゃなかったら。。。

 

義母さんとは会話が成立しません。そこは想像力を働かせて、なんとか会話に持って行っている状況です。単語が違う、状況をしっかり話せない、時間軸がずれている、被害妄想、自己弁護、文章が話せない。この状態がいわゆる認知症です。

 

義母さんは思ったことを正確に伝える事ができません。

最初の頃、よく主人が嘆いておりました。どうしてだよ!会話がしたいよ!

そうですよね。親との会話が成立しない。これはとっても悲しい事です。それを乗り越えるのに発症から5年かかり、今日があります。

義母さん、元気に見られがちですが、判定は要介護4。主治医にも重度の認知症と言われています。

 

義母さんと毎日過ごしている中で、主人が感じる悲しみは大きいんだなぁと思わされます。ついつい忘れちゃうんだけど、自分の親が認知症って辛いですよね。

ちょっと気持ちを改めて主人と過ごそうと思います。

 

義母さん、今日は具合が悪く、学校(デイサービス)で休んでいた。と言っております。まぁ、ここ数日は調子がよさそうだったので、良しとしましょう。とりあえずデイサービスに行ってくれるだけで十分です。

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自分を大切に過ごすように心がけています

かれこれ10年ほど前の話です。

勤めていた会社を辞める事になりました。その時、ちょうど40歳を迎えておりました。仕事は忙しくもやりがいがあったのですが、きっと天がくれた転機だったのですおね。その時は、いろんな感情があって、素直に退職を転機!なんて思えなくて、その後、半年ほどたった時にストン!と心に落ちてきました。

辞めて良かった。

辞めたからこそ、今の会社で勤務できているんですよね。

 

それをきっかけに自分を大事にしよう!と更に思いました。何があっても後悔しない。と思って生きておりますが、そう思うようになったのは20年前。

10年毎に大きな転機を迎えております。

今年50歳。やはり大きな転機が訪れました。

義母さんとの同居に始まり、家の購入、主人との関係。ただ今までと違うのは準備がでていて迎えた転機!という事です。

なので、それぞれの出来事を他人からみたら、エーーー!って感じなのですが、自分の中では一つ一つがストン!ストン!ってハマる感じです。

 

来月50歳を迎えます。この先の10年はさらに自分のための時間、老後を見据えて過ごす時間になると思っております。

家族がいても最後は一人。どのように人生を終えるか。これからが大事ですね。もちろん今も大事です。

 

今日が終われば、週末です。義母さんと過ごすのは辛いのですが、でも仕事からは解放!されます。さてさて、読書に浸ろうっと。

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義母さんとの日々の生活が落ち着いて感じるようになりました

波があるので、なんとも言えないのですが、ここ数日は落ち着いています。

義母さんからのネガティブワードも減ったような。。。

昨日はついつい、嬉しそうに持って帰ってきた表彰状に気づいてあげられなかったので、ちょっと大げさに夜ご飯の前に良かったねぇ~と話したら、嬉しそうでした。気を付けよう、気づいてあげなきゃね。

 

夕飯後は、久しぶりに義母さんを自宅風呂に入浴介助。8月に入ってデイサービスで入浴してくれるようになり、本当に楽になったのですが、昨日は、ヘルパーさんから下着が汚れていたと報告があったので、入浴してもらいました。

帰宅したら着替え、起きたら着替え。と習慣づけるのに1年半かかりました。それでもパンツを2枚履いたり、下着を変えなかったりが発生します。

そんな事でもやっぱり時間はかかるのです。

 

この1年半。本当によくやったのでしょうね。

義母さん、状態としては、元気で健康。病院に行ったのも通常の通院以外は風邪で2回と仮病で救急外来に行った合計3回です。

ただ、トイレの失敗、ご飯の食べ方を忘れる、歩けない、鬱っぽくなる、言葉が出ない。という点は認知症もあるので、どうしても発生します。その基本状態においての健康。

お互いの理解力もありますね。主人もここまでくるのに発症してからの5年をかけております。最初は信じられない!なにかの間違い!

きっと治療できる!

なんでだよ!

で、今の状態です。なかなか説明して理解してもらうのは大変でした。自分の親が認知症になるというのは受け入れにくいものですよね。

 

いつまで続くのか介護生活。でもそのおかげで、より時間を大切にしよう。と思えています。

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義母さんも頑張っています。

となるべく思うようにしています。義母さんも頑張っている。

きっと、ご自身だけで不自由なく暮らす事を願っていたと思います。認知症になる前は家のお金管理から子供達の生活、義父さんの世話も全部、全部、自分でしっかりとやり、自分が何よりも正しい。と思っていた方です。

 

今は全く、その片鱗はなく、昨日帰ったら、嬉しそうに学校(デイサービス)でいただいた表彰状を眺めておりました。

こんな穏やかだなぁ~と思えるのも要介護度が変わらず、9月1日からも今までと同じ生活ができるからなんですよね。

昨夜は一気に疲れがでてしまい、早々に就寝したら、早々に起きてしまいました。よっぽど緊張していたようです。それほどまでに要介護度の認定というのは大きいんですよ。これって、実際に介護をしている方でも捉え方はそれぞれなんですね。なかなかピーン!と来てくれる方がいないです。

 

今の生活を築きあげるのに費やしている二年をもう一度繰り返す事になるのかと、ドキドキしていたのかもしれません。

 

今日はご機嫌でデイサービスに行った。と主人から連絡がありました。この日々が続く事を願います。

 

 

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義母さんの介護認定が出ました!

いや~ここ1カ月というか、更新が来るとわかってから、ドキドキでした。

特に、昨日はケアマネさんから電話があって、明日ですね。わかったら教えてください。と言われたりして、もっとドキドキ。

早速、13時になって電話をしました。

そして、言われたのが『要介護4』!

良かった。今までと一緒です。

良かった。というのも変な話ですが、行政サービスがどこまで使えるかが要介護度で変わります。体の状態が良くなれば、当然、要介護度は下がる(5→4→3→2→1→要支援)となるわけです。

認知症は明確な指針がわかりにくい。というのが難点。

本人の状態が大前提ですが、どのような介護状態であるかを同居家族がどう伝えるか。という点。+主治医の診断書となります。

 

母の介護福祉士としての知識をもらい、調査日に挑んだわけです。お母さんありがとう!結果につながりましたよ。さらに!特別障害控除も該当なので、年末調整で税金が戻ります。

 

いや~結果が出て、思わずホッとして泣いてしまいました。それほどに行政の介護保険は同居家族にとって重要です。

本当に安心しました。

これから2年間は要介護4となります。もちろん改善すれば介護度は下がる可能性はありますが。

 

義母さん、週6のデイサービス、そしてヘルパーさんにケアマネさんが今まで通り使えます。良かった。

 

今のサービス状態に持って行くのに、2年近くかかりました。完全同居の前から主人に説明し、どのような状態で義母さんと暮らすか。義母さんが前向きにデイサービスに行くようになるのはもちろんですが、自分達夫婦の生活をどうするかはもっと大事。

努力というのも変ですが、成果ですね。

さーて、気持ちがホッとしてしまったので、サクッと仕事を切り上げようっと。

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介護記事をみて思う事。人それぞれです。

介護って、どのように向かうか、どのようにしていくか。人それぞれです。

なので、一概にどうするのが正解!という事はありませんよね。

ただ、やっぱり家で見るのが良い。とか、仕事を辞めても介護をする。とか。

どうか、考えて行動をするようにしてください。

始まったら終わりは死です。厳しいようですが、それが現実です。

どのように自分の時間を使うか。介護をしても、きつい話ですが、どうしても寿命はあります。その中で、仕事を辞めても介護をする。と決めたなら、どうか後悔しないでください。

 

私は、介護にあたって、決めた事の中で大きいのが仕事を辞めない。

これは母が介護福祉士をやっていて、常に言っていたということもありますが、介護よりも仕事優先。仕事あっての自分です。だから今の状態で仕事を辞める。という選択肢はありません。

周りで介護している方には、離職や、精神バランスを崩している方もいます。

入院したら、それこそ、完全看護ですから、病院には必要最低限しか行きません。冷たくみえてもそこは貫きます。

 

仕事をしながらの介護は、確かに体はきついし、余裕は持てません。毎朝5時に起きて、そこからずっと動いて、家事、出勤、勤務、帰宅、家事~と気づけば、ずっと動き続けて、休めるのが午後10時。いや~自分頑張ったなぁ~とそこで一息つくと同時にもう就寝です。そんな毎日。でも、介護だけだったら、自分はどうなっていただろう?きっと続きません。

帰宅途中、ちょっとの自由時間。30分もありませんが、ちょっと休憩。朝、朝食準備も目途がたち、お弁当も作ってできるちょっとした時間。そういう時間に本当にほっとできるのも、普段忙しいからです。

なので、自分の今の状態を保つためにも仕事を辞める事はないですね。その中でできる介護を選んでいます。義母さんは認知症ですし、高齢の方なので、女子が必死に働くという事には理解が持てずにいる部分もあるのですが、仕方ありません。仕事は仕事。きちんとやりますよ。その上での介護です。

 

デイサービス、ヘルパーさん、支えてくれるケアマネさんにお医者さんと体制を作っていくのだって大変です。でもそれがあるからこそ仕事が続けられます。

自分はこれから覚悟を持って老いていこうと考えています。覚悟を持った老人になる日まで頑張ろうっと。

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義母さんとの介護生活で自分の人生を考える

週末が終わって、ちょっとすっきりして、お仕事再開です。

お盆休暇が終わったせいでしょうか、電車が混んでいたような気がします。

明日はいよいよ、介護再認定の結果が出る日です。さーて、いくつが出るのでしょうか?要介護3だったらいいんですが。こればかりは出てみないとわかりません。

 

そんな週末。ガッツリと読書に浸りました。それはそれで楽しい♪んです。

義母さんは子猫ちゃんとお部屋にこもっておりましたので、その間に読書。週末で2冊を読破!いたしました。うーん。読書って大事。

とは思っても平日は仕事と家事で浸る気分にもなれません。

 

週末に読んだのは、『奇跡の人』

世界的に有名なヘレンケラーの舞台を日本にした物語。日本の舞台が青森だったので読んでみました。父の出身地です。ちょっと雑な部分もありますが、さっくりと読めました。

そしてもう一冊は『行政書士 週末開業Q&A』

まだ資格はとれておりませんが、これから勉強しようと思っている分野です。こちらの著者は、開業後のビジネスきっかけとして地域包括支援センター(いわゆるケア24)を使ったそうで、ちょっと面白うと思って読みました。心のもちようの参考になりました。私も今年でサラリーマン生活が30年を迎えました。これからの人生を考えたときに、80歳まで働きたい!と思っております。

そのための知識を今から持っておこうと思っています。

 

介護って、24時間365日続きますよね。変化があるような、ないような。

そんな月日の中でも自分を大切にすることを忘れてはいけません。自分の人生、どうか悔いがないように。やりたいことは折り合いをつけながらやっていこうと思います。

 

やっと晴れ間が顔をみせた週末。今日もほんわかと晴れております。

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義母さんに接する心の持ち方は難しい

私が忙しくバタバタとしているせいもありますが、好調な様子。

となると、こちらは本当に気持ちが楽です。

対処する事とか、日々は変わらないし、ご飯は作らなきゃ~って感じですが、でもネガティブな言葉を聞かずにすむだけでこんなに気分はラクチン!なんですね。ちょっと自分の気持ちの持って行き方を変えたせいもあるのかな?

 

真正面からぶつからずに、一呼吸おいて接する感じにしてみました。意識的に気持ちを表に出さないように。かつ、自分にストレスがたまりすぎないように。

なかなか難しいんですけどね。嫌だな、と思わないようにしています。前からもそうは思っていたのですが、でも嫌だな。が出てきてしまっていました。そこを、嫌だよ。と感じないように、自分を鈍感にしたという感じでしょうか。

 

自分が持てる時間を有効にすることを優先して考えるようにしてみた結果です。行けないけど、ジムに行こう!とか、思ってみるだけで、ちょっと心に余裕ができました。ほんの小さな事!って思われるかもしれませんが、できない事でもあります。

この心持ちが長く続きますように。さぁ!今日頑張れば、週末のお休みが待っています♪

 

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義母さんと1年暮らして思う事

義母さんの住所移転から1年。いろいろあったなぁ~。

大きかったのは、義父さんが亡くなった事ですね。直面したときには、義母さんがどう受け止めるのかをすごく心配したのですが、思ったほどではなく。

毎日お仏壇に手を合わせて、わかっているようで今は安心しておりますが、この先はわかりませんね。

 

亡くなるまでは、義姉さん宅で同居、同じ東京とは言え距離があって、なかなか行くのも大変でした。亡くなってからは行くこともなくなり、こちらでの予定が立てやすくなった面はあります。

 

介護の点では、お二人でいれた時はお二人で過ごす事ができたのですが、一人になり、1時間としていられなくなった。という点はあります。子猫ちゃんがいても長くは一人になれない状況です。

 

時間はかかりましたが、義母さんが覚えた事があります。

1.入歯を夜は外してケースに入れ、朝は付ける。

2.朝起きたら洗顔、髪の整え、着替え、化粧をする。

3.8時、12時、19時がご飯の時間で、ご飯を食べる。

4.お布団の敷き方、畳み方

5.朝と夜は下着も含めて着替えをし、洗濯に出す。

 

小さな事ですが、重度の認知症では大きい事です。また少しずつできなくなるでしょうし、わからなくなるとは思いますが、今の状態はこんな感じです。

ここまでくるのに1年以上かかっています。焦らない、本人の意思にまかせる。なかなか難しいですね。

今日は主人が早起きしたので、ご機嫌な義母さんでした。

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義母さんのサポート体制を考える

同居を始めてもうすぐ2年になろうかとしております。

まず最初にやったのが医療です。

4年前に布団の上で転んで腰椎圧迫骨折をしてからずっと背中の痛みと右膝変形による膝の痛みがあります。整形外科の先生と相談し、骨粗鬆が判明し、現在はカルシウム剤と痛み止め、湿布で対処しています。根本治療は無いとの事で、対処療法を選んでいます。

 

もう一つは歯科医。義姉さんと同居中に入歯を作らなかったようで、しばらく入れておらずの状態だったので、すぐに通い始めました。作ってびっくり!顔が激変しました。良くなりました。下の前歯だったので、表情にも大きな影響が見られました。その後は定期的にクリーニングに通っています。

 

最後が物忘れ外来。精神科です。総合病院なので、内科として健康診断も受けています。

 

この三つを定期受診して健康管理をしています。先日、1年間治療したので確認しましょうとした整形外科での血液検査結果が出て、大きな改善が見られ、良かったですね。と先生に褒められました。

食事が大きいと思っています。水分と栄養分をバランスよく取れるようにほぼ手作り食です。昼はデイサービスで栄養バランスの良い食事なので、本当に助かっています。

今年の夏は涼しいですね。農作物への影響が心配ですが、熱中症の心配はせずにすみそうです。

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