認知症介護について思う事
毎日続く認知症介護。終わりは無いと感じてしまう時に、一呼吸おいて、自分が後悔しないようにしよう!
と、それで朗らかに成れる日もあれば、イライラが治まらない日もあります。
それは人間なんだからしょうがないですよね。
昨日、一気に読んだ本があります。
『老乱』久坂部羊
認知症となる父と息子夫婦の話です。
身近であり、進み方も経験した状況が多く、理解できる部分が多く、最後はどうするのだろう。。。と一気に読み進めました。
レビー小体型認知症なので、アルツハイマー型の義母さんとは違う部分も多いけど、介護する側の気持ちはよく描けています。
最後の恩返しの発想はひとつの考え方だと思います。
ただ、続く時間の中で穏やかな最後がある。というのは希望が持てるように感じました。
今はまだ自我が強く、嫌々が全面に出る義母さん。いつか小説の中の義父さんのようにお嫁さんが穏やかな感情で接する事ができるような形になるのかな?
認知症は人それぞれ。介護者も人それぞれ。
おとといの土曜日に父が突然来ました。りんごを持ってきたよ~
今年75歳で、ヘルパーとして毎日働いている父。そして、父よりも多くのヘルパー業をこなす同じく75歳の介護福祉士の母。この両親がいるから義母さんの介護ができます。
悔いのないように接してあげてね。でも自分が一番大事だよ。最後は人間だれでも一人で死ぬんだよ。
多くの言葉を両親にもらっています。そして、家に来て、元気な様子に安心し、私が作った昼食のスープパスタを美味しい!コーヒーも美味しい!と、嬉しいです。食事を作って美味しい!なんて、毎日聞ける日をどれほど望んでいるか。
電車に乗って帰宅し、母から、父がとっても喜んでいるよ。とメールがきました。
両親には感謝と尊敬を持っています。
義母さんにも主人を生み育てた感謝の気持ちはあります。義母さんがいなければ主人はいない。
さて、今日は雨の月曜日。
気持ち新たな一週間を過ごそうと思います。