義母さん、在宅ターミナルケア、28日目
義母さん、安定しています。
思ったよりも体力がもっている。と先生も看護師さんも言っています。
水分点滴は皮下注射で続けています。
落ち着いてくると、主人は栄養をあげたい!と言い出しています。もしかして、胃ろうとか言わないよね?と思っていますが、そうなったら、病院に行ってもらいます。入院です。ま、大腸がんなので、胃ろうはできないとは思っています。これ以上、揉めたくないよう。。。。
死ぬのは本当に大変です。
今週のネイル。少しフレンチネイルのようにしてみました!柿色です。秋ですね~
介護度の見直し申請が認められ、要介護5になりました。これで使えるサービスが増えますね。今で十分とも思いますが、多く使えるに越したことはありません。
今日は、義姉さんに、その息子夫婦が来ます。あー迷惑!
できるだけ早く帰っていただきたい!
それも後わずか。と主人に言われ、我慢しています。
今日は、入浴の日。入浴はできないので、ベッドの上で、洗髪と全身清拭をしていただきました。気持ち良かったようで、ホッとして、今、休んでいます。
横に義姉さんがどん!と構えているので、私は、2階へ避難。
どうぞ、好き勝手にやってくださいな。
みない、みない。
今日も少しの義母さんの笑顔のために。
義母さん、在宅ターミナルケア、26日目
もうすぐ1カ月ですね。
今は、水分点滴のみですので、排泄が止まったら、1~2日の状態です。
昨日は、排泄が大きい方もあり、少し腸のつまりが、ほんのちょっとだけ解消されたと先生が言っています。そのため、少しの水分は取っても良いそうで、本人もお水を欲しがるので、一口ずつゆっくりとあげています。
誤嚥性肺炎にならない程度に。
今、風邪や、肺炎になったら、それが原因で最後になる可能性があります。
昨日は、点滴で大揉め!
私は元々、点滴反対!です。
ですが、主人はそれは何もしないという事だ!死ね!といっている。。。と激高します。さらに、昨日は義姉さんが来て、私のイライラのMAX!
在宅をやめて、病院に行って欲しい。と言ってしまいました。
義姉さんと孫の毎日の訪問に疲れます。介護しているだけで疲れるのに、さらに親戚対応なんて、できるわけがない。
それも仲が悪く、今までの義母さんをみなかった人たち。好き勝手に発言されることがイライラを高めます。
義姉さんに至っては、最初の2年だけ看て、無一文にして、義母さんを主人に投げ出した人です。その後のケアからお金まで全て見ているのは、私です。そこに対しての敬意もなく、勝手な事を言い続け、ご飯まで食べていこうとする守銭奴!イライラしないわけがない。この6年で、見に来たのは2回だけです。孫は、この義姉さんの子供達。お嫁さんも連れて、家でご飯を食べていきます。それもどうかと。。。ご飯時間は外すのが普通でしょ!ってか、逆に持ってこい!と思います。この辺の価値観は違いますね。当然、私はご飯を作る余裕はないので、主人がお弁当などを買ってきたり、外食に連れ行ったりして、はっきり言って、出費増!です。
主人も介護している気にはなっていますが、本質は知りません。し、やっていない。
この板挟みに、昨日はキレました。
そして、今日、点滴に関しては、主人の意見に従う気持ちになり、かつ、義姉さんも孫もしばらく来ない。と言われて、心に少しだけ余裕ができました。
さっき、訪問診療の先生が来て、静脈はやめて、皮下注射での点滴となりました。主人に説得され、義母さんは受け入れ、今は寝ています。良かった。
今日の夜は、私は、トイレの当番ですが、どうかな?主人がやりたそうにしているので、やってもらおうかな。いちお、1日おきに見ることになっています。介護ベッドの横に布団をひいて一緒に寝て、トイレで起きたら、見守る。
私がやるときは大分、手抜きをしていますがね。
義母さん、日に日に衰えていますが、まだ自力で立ち上がり、トイレに行きます。女性は最後までトイレに行く人が多いそうです。
ヘルパーさんは、毎日3回。30分ずつ入ってもらって、その間、主人とちょっとだけ息抜きです。
私はフルタイム勤務を続けています。在宅なので、時間を調整しながら。同僚も、上司も理解があって、助かっています。
義母さん、今日も笑顔がありました。なるべく苦痛を感じずに過ごせるように願っています。
義母さん、在宅ターミナルケア、23日目
孫とも話して、このまま看取る事で了解を得ました。ただし、細かな点は違います。
孫も主人も、1日も長く生きて欲しい。そのためには苦痛も伴います。
今、口からの栄養が取れなくなった状態では、水分点滴のみを投与します。その点滴のラインが確保できません。
静脈は、細くなり、血管も弱っている。漏れる可能性も高く、リスクがあるため、在宅ではすすめられない。との看護師判断。
そして、皮下を試みましたが、違和感に耐えられない義母さん。苦悶の表情で、嫌がります。
元々、私は点滴反対です。
そもそも口からの栄養、水分が取れなくなったら、その時点でおしまい。と思っています。
でも、主人の気持もわかります。
なので、手出しをしない事にしました。私が何か言えば、それは死ね!という事だ。という主人と親戚。そうかもしれませんが、違うんですけどね。
難しいですね。産まれてくるのは歓迎されるに、死を受け入れられない。いつから、こんな変な事になったのでしょう。
産まれたからには死にます。
これは、看取りをずっと学んで、そのために歩んできた私と周りの違いなのでしょうか?
看護師さんでは入れられなかった点滴を、夕方、先生が入れに来ます。その場には仕事で会議が入っているので、立ち会えません。主人に任せます。
どのような形になろうと受け入れるしかないですね。
昨日、1日、そばでずっと支え続けた結果、なんとか安定を取り戻しました。嘔吐もおさまりつつあります。
麻薬のパッチの3枚の効果が出てきたのもあるかもしれませんね。
認知症の元々ある強い不安感が出ると、安定させるのに、ものすごいエネルギーを使います。
日々変わる状況と、主人の思い。かなり疲れます。
なので、今日は仕事に専念します。
義母さん、在宅ターミナルケア、22日目
昨日の午後から、吐き気がはじまった義母さん。
とうとう、腸が完全につまった症状だそうです。
そのため、夜中中、嘔吐の症状がとっても苦しそうで、見ていられない。
朝方、主人を呼んで。と言われ、2階から呼んできました。もう死にたい。と言っています。うつ症状と不安が増しています。
麻薬で多幸感が出るはずが、その逆。
先生が言うには、麻薬の量が足りないそうで、今日から3枚になります。
24時間サイクルだったのを、12時間サイクルにして、2.5枚のような感じにするそうです。
それで、多幸感が出ると良いな。今はとっても苦しそうです。
朝から先生に来ていただき、水分の点滴を始めました。口からの摂取は、吸収できず、すべて嘔吐になるので、やめる事になります。
麻薬の量と点滴で、しばらく持つようです。
義母さんが苦しまずに最後を迎える準備です。
どうか、少しでも笑顔がありますように。
義母さん、在宅ターミナルケア、21日目
9月20日から始めたターミナルケアは3週間を迎えました。
麻薬のパッチは、昨日の午後から2枚の2mgになりました。
看護師さんが来た際に、主人が2枚にします。と言ってくれました。
これから徐々に体力がなくなっていきます。それをそばで診るのは辛いですね。結果、在宅ターミナルケアでも、半数の人は最後は救急車を呼ぶそうです。
できるかな?最後の看取りを自宅で。
主人は救急車を呼んでしまうかもしれませんね。
治療もなく、穏やかに見守る環境を作る事が実際は本当に大変です。
今日は、夕方、孫がきます。どのような話をするのでしょうか?
2枚にして、安定した義母さん。辛さが取れたように、私は感じています。
穏やかに、その時を迎えられることを願っています。
義母さん、在宅ターミナルケア、20日目
今日も麻薬のパッチは1枚を継続です。
3週間が終わろうとしています。それでもパッチ1枚。
辛いだろうに。義母さんは笑顔です。
こうなってくると、私は一緒にいるのも辛いので、今日からはさらに手抜き!を徹底させます。パッチの貼り換えとヘルパー対応のみをします。
今日は看護師さんがくるので、その対応もしますが、後は、明日次第。
明日の話し合いの結果次第では、大きな変更をしようと思っています。
それが義母さんにとって、良い悪いは、もう考えません。
こうなるとわかっていたので、最初に引き取る時に決めたのです。
私ができない。となったら、施設にいれる。
今がその時になりそうです。わかりませんが。
やっとここまでこぎつけた6年でした。
実際にやった人にしかわからない事がたくさんあります。
ケアプラン、診療計画、お金の管理、工面、日々の介護。
それが24時間365日で6年も続けられた方が素晴らしい!と自画自賛しています。
なので、悔いはありません。と言ったら嘘かもしれないけど、できる事は全てやった!と思っています。
なので、他人がどう思おうと、義母さんがどう思おうと、どうでも良いのです。
と、自分に言い聞かせ、明日を迎えようと思います。
今日は、とっとっと、仕事を切り上げて、動画をみようと思います♪気分転換♪
台風接近で毎日雨ですね。
右肩がものすごく重くて、下をむくのも辛い。いわゆる、五十肩ですかね?これから病院に行って来ます。
義母さん、在宅ターミナルケア、19日目
パッチは1枚が続いています。
昨日の訪問診療の際に、孫が同席したのですが、方針に納得していない。もっと検査をしたい。と言い出しました。
どっからみても、進行性癌の末期、ステージ4。であることは変わらないのですが、納得できないそうです。
で、あれば、私は今作ったターミナルケアプランを放棄する。と主人には伝えています。
義母さんです。義母さんの家の方で決めていただいて結構です。
これ以上の検査は義母さんに負担になるだけ、どころか死を呼び寄せる事になるのを理解するのは、30代の孫には辛い事だというのもわかります。
決定は主人に任せました。
実際、重度認知症の義母さんを、24時間365日、在宅介護を6年続け、今にいたり、義母さんに苦痛のない、最後を迎えて欲しい。そのために、6年間、プランを立て、実行してきました。
急に、今日から、こうします。で通用しないのが、高齢者の介護と死です。
もし、別の病院で検査をするのであれば、放棄!
最後の義母さんに会いたいとかそういう感情の問題ではありません。
在宅ターミナルケアを実施するまでにかけた6年を放棄!という事です。
孫の意見をそこまで聞くなら、それがベスト、と私は思います。
自分だったら、麻薬で痛みを全て取り、眠るように最後を迎えるよう、主人にはお願いしています。
日本の医療は、いきすぎている。と感じています。本人の希望はなかなか通らず、病院で亡くなる事が多い。管につながれ、無理に栄養を取って、痰やら息苦しさを感じて死ぬのは嫌です。
私自身は、弁膜症を持っているので、水分は死へつながります。主人にはくれぐれも水分投与はしないよう頼んでいます。枯れるように死にたい。静かに息を引き取りたい。と願っています。
さて、義母さんの事は土曜日の夜に孫が来て、相談するそうです。おまかせいたします。
今日の義母さんは、静かな環境で、健やかに寝ています。そして、笑顔。このときが続きますように。いつか終わる、その日まで。
今日は遅くなる予定だった仕事の締めが明日に延期になりました。なので、私も今日はゆっくりします♪
義母さん、在宅ターミナルケア、18日目
パッチは1枚が続いています。
今日は先生の訪問診療があります。
様子を相談してみます。でも、たぶん、主人の意思で1枚のままが続きそうです。先生からもそろそろ落ちてくる頃。とは言われています。
主人と孫は、様子に一喜一憂しています。それをやっていると疲れるよ!とは思いますが、仕方ないですね。
冷静にみないといけない立場なので、できる事はやるけど、できない事はやらない!に徹しています。
今日は朝から美容院に連れて行きました。最後になるかも~
白髪を染めて、十分にシャンプーをしたので、顔がスッキリ!したように思います。キレイにできるところはしておこうと思っています。
来月に行けるかどうか、ですね。
先生からは、数カ月と言われて、3週間が経とうとしています。そろそろ次の段階にいくのですかね。その前の最後の元気!ってところかもしれません。
義母さん、今日も笑顔がみられます。少しでも、義母さんの笑顔のために。
ターミナルケアが始まってから、義母さんにネイルをするようにしています。今週のネイル。
良い感じかな?
義母さん、在宅ターミナルケア、17日目
パッチは1枚のままです。
主人がどうしても、増やしたくない。と言っています。
私としては、多幸感が出て、痛みが出ないなら、最高!と思うのですが、ちょっと観点が違います。
孫も、まだ早い!と言っている。と。
おいおい、主介護者がブレてどうする!?と思いますが、ここは主人の意見を通します。主人のお母さんですからね。
今は昼時。旦那さんには外で食べてきて、と息抜きの外出を。
私は、心臓の事もあるので、食べるのはもっぱら自炊です。その方が塩分調整ができるし、余計な水分を取る事もないです。
今日は、塩分なしで、豚のひれ肉をじっくり煮込みます。味付けは、黒コショウ、しょうが、にんにく、鷹の爪。そしてキノコ類を入れてグツグツ。
在宅勤務がなせる技!ですね。本当、在宅勤務じゃなかったら、介護休暇をMax取っても3カ月。いつまで続くかわからないので、在宅介護です。
でも、先生から数カ月と言われているので、そう長くはないのかな?でも、そう思うと色々と大変になってくるので、今日一日にベストをつくします。できる事だけをやる。という手抜きに徹する。
今は、つまらなそうに外をみている義母さん。もうすぐヘルパーさんが来て、全身清拭をしてくれます。ありがたい。そして、昼食がわりに、エンシュアとお茶を摂取させてくれるので、こちらも大助かり!
一日目標の500mlは達成できますね。
ターミナルケアになってから、食事作りがなくなって、楽になりました。主人にはなるべく外食をすすめています。手が抜けるところは抜かないと、続きません。
義母さん、在宅ターミナルケア、16日目
義母さん、頑張っていますが、昨日から、痛みが強くなった様子。
さすがに、16日も、パッチ1枚では厳しくなってきたかな?
水曜日に訪問診療なので、それまで我慢できるかな?
認知症なので、痛みもきちんと伝える事ができません。痛くなくても、オウム返しで、痛い!っていう事もあります。
認知症の介護は、本当に難しいです。本人の意思、感じ方が、全くわからないのです。家族が察する事しかできません。
その点をいつも主人は悩んでいます。
私は、悩んでもしょうがない!と思っているので、今、目の前の状況で判断しています。
まだ自力でトイレに行きます。
今は、介護用具のレンタルが、トイレの手すり、車いす、介護ベッド。購入したのが、お風呂用の椅子。
どれも、負担率1割です。購入にも使えるとは知りませんでした。年間の上限が決まっていて、そこまでは1割で購入できるので、使わない手はありませんね。
ヘルパーさんを、毎日、朝、昼、晩と30分ずつ入れて、体をキレイにして、陰部洗浄をしてもらっています。着替え、清拭、整髪、口腔ケア。週2回、お風呂のヘルパーさん。さすがに入るのは週1回で、後の1回は、全身清拭。きれいにしてくれます。
今、要介護4で、これだけやって、自己負担が若干出る程度。自己負担分は、会社の福利厚生で、還付対象になっています。
先週、介護の再認定をお願いしたので、要介護5になれば、もう少し使える介護保険が増えて、自己負担が減らせる予定です。
そして、訪問診療、訪問看護、訪問薬剤は、医療で入っています。訪問薬剤は訪問料金がかかります。それ以外は、後期高齢者で、かつ、精神障害で、丸障が取れているので、助かっています。
全て、準備していたので、スムーズに、在宅ターミナルケアに移行できました。
先をみて、介護計画をたてる事は大事。と感じます。
今朝は、お腹が痛いと言っています。パッチを2枚に増やすか、先生に相談してみます。
主人は痛みが増したという事にショックを受け、自分が体調悪くなっています。勘弁してよ!介護者が倒れる事はよくあります。まずは、自分の体調管理をきちんとしないと、介護なんてできません。その基本がわかっていない。困ったものです。
少しずつ、すすみます。ゆっくりと穏やかに、少しの義母さんの笑顔のために。